- 大腸カメラとは
- 検査方法
- どのような症状で受ける?
- 大腸カメラでわかる病気
- 大腸ポリープについて
- 検査の準備、費用
大腸カメラとは
専用の内視鏡を肛門から挿入し、大腸の一番突き当たりになる盲腸まで挿入します。挿入時にも観察は行っておりますが、カメラを抜きながら詳細に観察していきます。必要に応じて粘膜の一部を採取する生検という検査を行ったり、ポリープが見つかった場合、日帰り手術での治療が可能なものについてはその場で切除致します。
あなたの大腸にポリープや「がん」ができても、初期の段階で自覚症状が出ることはまずありません!
早期発見・早期治療のために、検査を受けられたことがない方は一度ご相談ください。
検査方法
当院ではできるだけ苦痛なく検査を受けていただくために麻酔(鎮静剤の注射)を使った検査をお勧めしております。
鎮静剤を使用しない場合、検査中の腹痛やお腹の張り、吐き気などの症状が出ることがあります。検査時間や観察部位、治療法等は全く同じです。
どのような症状で
受ける?
● 便潜血検査で陽性になった
● 血便が出る(便に血が混じる)
● 持続する下痢や便秘
● 腹痛、お腹の張り、残便感
● 便が細くなった
● 以前にポリープがあると言われた
● 急激な体重減少
● 家族に大腸がんにかかった人がいる
大腸カメラでわかる
病気
● 大腸がん
● 大腸ポリープ
● 大腸憩室症
● 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)
● その他腸炎(感染性腸炎、虚血性腸炎等)
● 痔
大腸ポリープについて
大腸ポリープとは大腸表面の粘膜にできるコブのような盛り上がり(隆起)のことです。大腸ポリープの中には長期間そのまま放置しておくと、増大して大腸がんになってしまうものがあり、がんになるリスクがあるポリープを内視鏡で切除することにより、大腸がんを予防することができます。
また大腸がんであっても早期のものであれば内視鏡での治療が可能です。
(全てのポリープが日帰り手術が可能というわけではありません。サイズや形態、個数などによっては総合病院での入院治療をお勧めさせていただく場合があります。)
検査の準備・費用
●検査までの準備
大腸カメラは検査数日前から食事の調整や下剤の内服が必要となります。そのため胃カメラと違い受診当日の検査は難しく、一度診察にて検査方法や準備の説明をさせていただきます。
また血液をサラサラにするお薬は検査前より中止が必要となります。(内服したままの場合、ポリープが見つかっても切除ができません。)
検査前日は夜9時までに食事を済ませてください。以降は病院に来るまで、お水、お茶は飲んでいただいても構いません。
(検査希望日時などあれば先にお電話で検査日の予約をお取りすることはできますが、できれば検査の1週間以上前に一度診察を受けていただきます。)
●検査当日
朝食は食べず、指定の時間に病院へお越しください。
来院後より数時間かけて腸管洗浄剤を飲んでいただきます。当院では周りを気にせず下剤を飲んでいただけるように専用の個室を用意しております。
(初回の検査の方、前回検査から大分期間が経っている方は病院で下剤を飲んでいていただきますが、自宅での飲用を希望される方はおっしゃってください。)
便がきれいになり、検査が可能になりましたら検査着にお着替えいただき検査へご案内致します。
※鎮静剤希望の方でお車、バイク、自転車でお越しの方は事前にクリニックまでご連絡ください。
●費用
検査費用は自己負担の割合や検査内容(生検やポリープ切除の有無等)により変わってきます。下記の表をご参照ください。(実際にお支払いいただく金額になります。)
3割負担 | 2割負担 | 1割負担 | ||
大腸カメラ (ポリープ切除なし) | 6,000~18,000円 | 4,000~12,000円 | 2,000~6,000円 | |
大腸ポリープ切除術 |
22,000~28,000円 | 14,000~18,000円 | 7,000~9,000円 |
※上記料金は検査代の概算です。大腸のポリープを切除した場合、日帰り手術になるため短期滞在手術等基本料が加算されます。この中には初診料・再診料・管理料等は含まれておりませんのでご注意ください。